ごはんに熱いお茶をかける手軽でシンプルな料理、お茶漬け。
忙しいときの朝食として。お酒を飲んだあとの〆として。体調が悪いときの食事として。日本の食卓にはかかせない食べ物です。
今回は、そんなお茶漬けの歴史と、おすすめのお茶や具材、アレンジレシピなどを一挙ご紹介。
お茶漬けの歴史
お茶漬けは、平安時代に食べられていた「水飯(水漬け)」「湯漬け」という食べ物が起源とされています。
これは、ご飯に水や湯をかけたシンプルなものでした。
その後、武士の間でも水飯や湯漬けが好まれ、室町時代後期頃から庶民にお茶が普及し始めます。
それに伴って、ごはんにお茶をかけるようになりました。これが現在のお茶漬けの原型になります。
また、江戸時代には「茶漬屋」と呼ばれるお茶漬けをメインとした飲食店ができ、さらに普及していきました。
お茶漬けにはどんなお茶の種類が合う?
お茶漬けに使うお茶も種類様々。
ここでは、お茶漬けに合うお茶とそれにマッチするおすすめの具材をご紹介。
緑茶/日本茶
緑茶(日本茶)は、ふくよかな香りとまろやかな甘みがあるのが特徴。
緑茶に合うおすすめなのは、うなぎや天ぷら・カツといったこってりとした具材です。
また、鯛やマグロの刺身もおすすめ。
玉露や高地煎茶などの高級茶だと、香りや甘味がより引き立って豪華な味わいに。
また、粉末緑茶を使う場合、だし汁に少し溶かして食べるのがおすすめです。
ほうじ茶・玄米茶
ほうじ茶・玄米茶は食欲がそそられるような香ばしさが特徴のお茶。
少し香りが強めのほうじ茶・玄米茶には、あっさりした具材が合います。
佃煮や塩昆布、漬物、梅干し、鮭などがおすすめです。
お茶漬けに入れるとおいしい具の種類は?
一般的によく使われる具材の中でも、おすすめの具材をピックアップしてご紹介します。
梅干し
梅干しは塩鮭と並んで、人気のあるお茶漬けの具材。
定番中の定番ともいえる具材。
ごはんの供、おにぎりの具材として使われ、ごはんとの相性は抜群。
梅干しの酸味が味を引き締め、アクセントになります。
食べやすいので、食欲がなくなりがちな夏におすすめ。
塩鮭
塩鮭は、お茶漬けの具材の中でも人気の高い具材です。
鮭の塩味と香ばしさは、お茶の香りとよく合います。
また塩味が食欲を引き立てて、ご飯との相性もバッチリ。
お茶漬けの定番ともいえる具材です。
フレーク状か切り身かで、違いを楽しむのも面白いですよ。
塩昆布
強いしょっぱさがお茶にピッタリ。
しょっぱさがお茶漬け全体に広がることで、食欲を引き立てます。
たらこ
他の具材に比べると少し高価なたらこ。
ごはんの供として人気がありますが、お茶漬けにしても相性抜群。
たらこのプチプチとした独特の食感も楽しめます。
さらにおいしく!お茶漬けのアレンジレシピ
もっとおいしくお茶漬けを楽しみたい方のために、おすすめのお茶漬けアレンジレシピをいくつかご紹介します。
焼きおにぎりでお茶漬け
熱々の焼きおにぎりを茶碗に入れて、お好みの具材を乗せてお茶をかけます。
時間がない方は、冷凍食品の焼きおにぎりを使ってみると手軽に作れます。
焼きおにぎり自体が香ばしく苦味もあるので、煎茶など薄めの味のお茶がおすすめです。
参考記事:https://cookpad.com/recipe/4350731
金目鯛のサッパリお茶漬け
金目鯛の切り身を焼きます。
次に、茶碗の中に熱いご飯をのせ、その上に焼いた金目鯛、さらにその上から細切りにした生姜とネギ、白ゴマ、三つ葉をかけます。
最後に、冷茶(水でも可)とだし醤油(またはだしの素)、チューブの生姜をかけて完成です。
夏の暑い日にさっぱりと食べたい時におすすめしたい一品。
参考記事:https://cookpad.com/recipe/4432174
まとめ
いかがだったでしょうか。
お茶漬けは、シンプルだからこそアレンジの数は無限。
いろんなお茶をかけてみたり、具材にこだわってみたりして、あなたなりのお茶漬けを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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