煮豆、納豆、赤飯など、昔から豆は日本の食生活に欠かせない食べ物です。
豆を発酵食品や調味料にしたり料理に使ったりするのはもちろん、揚げたり煮たりして豆菓子として販売されているケースも多く見受けられます。
豆菓子とは?
「豆菓子(まめがし)」とは、豆を使ったお菓子の総称です。豆をメインに使ったお菓子であれば豆菓子とよぶことが多く、特に細かい定義はないようです。
豆を甘く煮込み砂糖漬けにした甘納豆もその1つで、日本特有のお菓子です。
海外でも、例えばフランスではローストしたナッツ類をキャラメリゼした「プラリネ」というお菓子があり、これも豆菓子の1つといえるでしょう。
豆菓子の種類について
ひとくちに豆菓子といっても、使われている豆やコーティングの種類はさまざまです。商品によって味や食感は大きく異なります。
豆の種類:大豆やピーナッツ(落花生)など
豆菓子に使われる豆の種類はたくさんあります。
大豆や黒豆、そら豆といった和風の豆や、カシューナッツ、アーモンド、ピーナッツ(落花生)など洋風の豆まで、さまざまな豆が用いられます。
コーティングの種類:砂糖やきな粉など
豆に施されるコーティングもバリュエーション豊富です。
ごまや青のりがトッピングしてあるもの、醤油やカレー味でコーティングしているものから、砂糖・和三盆や抹茶パウダーなど甘めの衣でコーティングしているものも人気です。
豆菓子の選び方
豆菓子には多くの種類があるので、どの豆菓子を選べば良いのか迷うかもしれません。
そこで、豆菓子の選び方のポイントをいくつかご紹介します。
緑茶(日本茶)に合うかどうか
緑茶(日本茶)には、黒豆や大豆など和風の豆を使った豆菓子がおすすめです。
コーティングも、抹茶やきな粉、梅など和風の素材の味付けが良く合います。ごまがまぶしてある豆菓子も◎。
お酒(おつまみ)として適切かどうか
お酒のおつまみにするなら、しょっぱい味や塩辛い味、濃いめの味付けの豆菓子が向いています。
塩やコショウ、海老パウダーなどをまぶした豆菓子が良いでしょう。辛いものが大丈夫な方であれば、唐辛子パウダーやカレー粉などをまぶした豆菓子もビールなどに良く合います。
コーヒーに合うかどうか
コーヒーのお供なら、アーモンドやピーナッツ(落花生)、カシューナッツなど洋風の豆を使った豆菓子がぴったりです。さらに砂糖で甘くコーティングしたものだと、苦いコーヒーとの相性はバツグンです。
一方で、塩気がある豆菓子も意外とコーヒーに合うのでおすすめ。
名古屋の喫茶店では、コーヒーを頼むと豆菓子が付いてくることが多く、コーヒーの苦みと塩気のある豆菓子のハーモニーを楽しむことができます。
豆菓子の作り方・アレンジレシピ
豆菓子は、ご自宅で簡単に作ることができます。
豆やコーティングの味付けは、本記事で紹介したとおり様々ですが、ここではピーナッツを使った簡単な豆菓子の作り方を解説します。
まず、砂糖2カップと水1カップを混ぜて鍋に入れ、中火にかけます。焦げ付かないように木ベラなどで混ぜながら、グツグツするまで煮詰めます。
グツグツしてきたら、殻から出した生のピーナッツを入れます。焦げ付かないように混ぜながら、ピーナッツに砂糖液をまぶしていき、衣を付けていきます。
水分がとんできたら火からおろし、鉄板にピーナッツを並べて180度ほどのオーブンで約30分ローストします。
ロースト中も、10分おきぐらいに木ベラでピーナッツを混ぜることで、できあがりが固まってしまうのを防げます。
ローストが終わったらオーブンから取り出して、しばらく室温で冷ますことで、よりカリッとした食感になります。
豆菓子のアレンジレシピ
豆菓子はそのまま食べるのでも十分に美味しいですが、ちょっと手を加えるとまた違った美味しさを楽しめます。
例えば、砂糖や抹茶コーティングなど甘めの豆菓子なら、湯せんで溶かしたチョコレートを絡めてチョコがけの豆菓子にしても◎。
もしくは豆菓子をそのままヨーグルトやアイスクリーム、グラノーラなどに入れてトッピングにするのもおすすめです。豆菓子特有のサクサクとしたクリスピーな食感が加わります。
豆菓子についてよくある質問
最後に、豆菓子についてよくある質問と回答をご紹介します。
豆菓子は甘い?食べ過ぎ注意?カロリーや砂糖の量・糖質は?
豆菓子のカロリーは、豆やコーティングされている素材によって変わりますが、ピーナッツに醤油や砂糖でコーティングしたスタンダードな豆菓子で、40gあたり約200キロカロリーです。
豆菓子に使われる砂糖の量は、豆菓子の種類によって異なります。砂糖を煮詰めてまぶしたタイプの豆菓子なら、使われる砂糖の量は多いです。
豆菓子に使われる豆は低糖質なものが多く、なかでも大豆は豆類のなかでもっとも糖質が少ないです。
豆菓子にはどんな栄養が含まれている?
豆菓子には、タンパク質や脂質、糖質、炭水化物、ミネラル類などが含まれています。ビタミンB1やB2、B6などビタミンB群も。
特にビタミンB1は、大豆やピーナッツ(落花生)を中心とした豆類に豊富に含まれています。また、大豆を使った豆菓子なら、大豆イソフラボンも摂取できます。
豆菓子の賞味期限は?
製品にもよりますが、豆菓子の賞味期限は製造日から5~6ヶ月ほどに設定されていることが多いです。
一度開封した豆菓子は湿気やすいので、高温多湿の場所を避け、賞味期限に関わらずなるべく早めに食べ切りましょう。保存は常温保存でOKです。
山年園で販売している豆菓子について
山年園で販売している豆菓子「抹茶の実」は、国産大豆を福岡・八女の抹茶パウダーで包んだ一品。サクサクとした食感の大豆に甘い抹茶の香りが合わさって、どなたでも食べやすい豆菓子です。
見た目もコロンと可愛く色も美しいので、お茶請けにもおすすめですよ。
商品名 | 豆菓子 |
商品区分 | 食品 |
内容量 | 50g |
原材料名 | 大豆加工品(きな粉(大豆(国産))、粉糖(砂糖、オリゴ糖)、寒梅粉ミックス(でん粉、米粉)、食用生成加工油脂、大豆、小麦粉、砂糖、食塩、でん粉)、抹茶/膨張剤、(一部に小麦・大豆を含む) |
使用上の注意 | 本原材料製造工場では、落花生、乳成分、えびを含む製品を生産しています。 |
保存方法 | 高温多湿・直射日光を避けて下さい。 |
賞味期限 | 製造日より180日間 |
製造者 | 有限会社原野製茶本舗 福岡県八女郡広川町水原2022-1 |
販売事業者名 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |
店長の一言 | 国産の大豆お豆のスイーツです。 素材にこだわり抜いた「抹茶の実」を是非ご賞味ください(^-^) |
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