日本茶といえば、湯呑みにお茶を注ぎ、お茶請けである和菓子とともにいただく。
そんな飲み方が一般的ですが、実は最近、その様子が変わってきているようです。
コーヒーのようにお茶を入れる「茶リスタ」、日本茶の「カクテル」など、従来にはなかった新しい飲み方が増えてきています。
今回は、そんな「日本茶カクテル」という新しい飲み方を提案している日本茶カフェ・バーを厳選して5つ紹介したいと思います。
カフェやバーが急増!若者に広がる日本茶ブーム
急激な変化はないものの、日本全体の日本茶消費量は年々緩やかに減り続けているといわれています。
ただ、ペットボトルや缶などの緑茶飲料の生産量は平成16年前後の盛り上がりを超え、ここ2年ほどで過去最多となっているそうです。
さらに、この2~3年で日本茶を専門に扱うカフェやバーが急激に増えました。
例えば2015年には紀伊国屋書店が日本茶カフェ「紀伊茶屋(きのちゃや)」がオープン、2017年には日本茶と手作りおにぎりが食べられる「CHAKAS Japanese tea & Onigiri」が渋谷にオープン、同年、日本茶スタンドカフェ「八屋」が千駄ヶ谷にオープンするなど、まさに2017年は日本茶ブーム到来の時期となりました。
2018年からは、日本茶をただ提供するだけではなく、日本茶の「楽しみ方の提案」が多様化し、「エアロブレスで入れる日本茶」や「日本茶を使ったカクテル」などユニークな切り口でメニューを開発するお店が増えました。
東京近郊にある日本茶カクテルを楽しめるおすすめカフェ&バー5選
2018年から始まった日本茶ブームの火付け役でもあるのが、日本茶カクテルを楽しめるカフェやバーです。
今回は流行の最先端である東京を中心に、日本茶をベースにしたカクテルを味わえる話題のカフェやバーを5つ厳選してご紹介します。
おすすめ日本茶カフェ1.鎌倉倶楽部 茶寮(鎌倉)
こだわりの緑茶や抹茶はもちろん、抹茶をソーダで割った「抹茶スカッシュ」や特級抹茶とビールを組み合わせた「抹茶ビール」などが人気です。
提供するものはすべて日本産にこだわり、上品な空間で選び抜かれたお茶うけやおつまみなどが楽しめます。
● 所在地:神奈川県鎌倉市津1040-50
● 営業時間:11:00~19:00(L.O.18:30)
● 定休日:毎週火曜日・水曜日
● アクセス:湘南モノレール 西鎌倉駅より徒歩2分
● 平均予算:1,000〜2,000円
おすすめ日本茶カフェ2.INARI TEA(恵比寿)
2018年恵比寿の地にオープンした狐のマークが目印の日本茶専門店。
昼はティースタンド、夜はバー営業に変わります。
九州の個性的なお茶を楽しむことができます。
店内ではオシャレな皿盛りデザートもいただけます。
17時以降のみに楽しめる「ほうじ茶カクテル」や「抹茶カクテル」で大人の時間を過ごしてみては?
● 所在地:東京都渋谷区恵比寿1-5-2 こうげつビル101
● 営業時間:月~金 8:00~24:00 土 12:00~24:00
● 定休日:日曜日・祝日
● アクセス:JR恵比寿駅東口より徒歩2分
● 平均予算:1,000〜2,000円
おすすめ日本茶カフェ3.カネ十農園 表参道(表参道)
1888年に創業した静岡県の牧之原市にある茶農園「カネ十農園」が東京の表参道に開いた日本茶専門のカフェです。
テイクアウトはもちろん「柚子煎茶トニック」や「煎茶スムージー」など変わり種の日本茶ドリンクも楽しめます。
夜はバー営業となり、日本茶とジンを使った「煎茶マティーニ」や日本茶を使った「アールグレイクーラー」といった日本茶カクテルが楽しめます。
● 所在地:東京都渋谷神宮前4-1-22
● 営業時間:ティーサロン 10:00~17:00 ティーバー 17:00~21:00
● 定休日:月曜日
● アクセス:東京メトロ千代田線 A2出口より徒歩3分
● 平均予算:1,000〜2,000円
おすすめ日本茶カフェ4.Saten(サテン)(西荻窪)
Saten(サテン)は、元ブルーボトルコーヒーのバリスタとお茶のバリスタ「茶リスタ」の最強コンビによって作られた日本茶スタンド。
コーヒースタンドのようなオシャレな店内で超一級のコーヒーとお茶を味わえます。
抹茶を使った「抹茶ビール」は必見。
数量限定ですぐに売り切れてしまうと話題の「抹茶プリン」もあわせてどうぞ!
● 所在地:東京都杉並区松庵3-25-9
● 営業時間:10:00~21:00(金のみ 10:00~23:00)
● 定休日:月曜日
● アクセス:JR西荻窪駅南口より徒歩3分
● 平均予算:1,000〜2,000円
おすすめ日本茶カフェ5.ミクソロジーサロン
都会の喧騒を忘れさせてくれる上質な空間で一級品の日本茶カクテルが楽しめるとあって、若者だけでなく外国人にも人気の日本茶バーです。
茶葉を漬け込んで蒸留した「自家製スピリッツ」や「烏龍茶風味のラム」など、オリジナル性が高いお茶カクテルを楽しめます。
ノンアルコールのカクテルはもちろん、こだわりのおつまみもあるので、誕生日やデートなどハレの日に利用してみてはいかがでしょうか。
● 所在地:東京都港区銀座6-10-1 GINZA SIX F13
● 営業時間:11:00〜23:30(L.O.23:00)
● 定休日:不定休(GINZA SIXに準ずる)
● アクセス:東京メトロ日比谷線 銀座駅 A4出口より徒歩3分
● 平均予算:1,100~1,800円
まとめ
東京都内とその近郊でこだわりの日本茶を楽しめるカフェやバーを5つ紹介しました。
ちなみに、今回紹介したお店ではお店で焙煎している日本茶を購入することもできるので、自宅で本格的な日本茶を楽しみたい人にもおすすめです。
ぜひ、足を運んでみてください。
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