心地よい香りで人気があるハーブティー。ハーブティーは買ってきたものを自宅で飲むイメージが強いかもしれませんが、近年ではハーブティーを飲めるカフェや専門店も都内に増えてきています。
今回は、東京23区内でハーブティーを飲めるおすすめのお店を厳選してご紹介します!
ハーブティーの歴史
ハーブティーは紀元前460~375年頃の古代ギリシャで飲み始められたとされています。
考案したのは、医師として知られるヒポクラテスといわれています。
彼は、体を健康にする飲み物として、薬草を水で煮出したのを飲むことを推奨し、医学書にも記しました。これがハーブティーの起源になります。
中世になると、ヨーロッパでは修道院が医療を担うように。
各地の修道院では薬草園がつくられ、ハーブ栽培が盛んになるとともに、ハーブティーを始めハーブの様々な利用法が生み出されます。
大航海時代になると、アジアやアメリカ大陸など世界各地の物資がヨーロッパに集まるように。その中に紅茶がありました。
それまでハーブティーを含むお茶は、薬・健康飲料として扱われていましたが、紅茶が普及したことで、嗜好品として親しまれるようになります。
1960年代頃には、欧米で化学薬品の多用による副作用に反対する声が大きくなり、自然由来で体にやさしいハーブを使った食品が注目され始めました。
その流れを受け、この頃から日本国内でもハーブが認知されるようになり、ハーブを使った商品が販売されるようになり、ハーブティーが本格的に国内で流通し始めました。
日本では、それ以前からハーブティーといえる飲料がありました。
生姜やヨモギなどを使ったお茶などが古くからあり、現在ではそれらを「和製ハーブ」と呼びます。
東京のハーブティー専門店・カフェ・5選
1.ナゴミナチュルア(閉業)
ナゴミナチュルアは、中央区日本橋にある世界のお茶やハーブティーの専門店です。
店名の「ナチュルア」とは、Natural(自然)、Pure(純粋)、Cure(治癒)、Sure(確かさ)の造語。
自然由来の治癒力のある確かな産地の素材にこだわっているお店です。香料などの添加物は一切不使用。
このお店の特徴は、「ティーコンシェルジュ」の資格を持つ店員がいること。
ティーコンシェルジュは、ハーブティーなどのお茶の専門的な知識を有しています。
その人にあったオーダーメイドのハーブティーを提案してくれます。
・所在地:東京都中央区日本橋堀留町2-1-3 1F
・営業時間:10:00~20:00(月~金)、10:00~18:00(土・日・祝)
・アクセス:「人形町駅(A4出口)」より徒歩約3分
・平均予算:1,000円〜2,000円
・おすすめメニュー:有機ジンジャー&エルダーティー
2.青山フラワーマーケット ティーハウス 南青山本店
青山フラワーマーケット ティーハウスは、「青山フラワーマーケット」に併設されたカフェで、店内はいろんな花や植物が飾られています。
青山・吉祥寺・赤坂などに展開しています。いろんなハーブを使った料理やハーブティーを飲むことができるカフェです。
中でも人気なのが、シモタファームのフレッシュハーブティー。
シモタファームは、こだわりの有機農法を特徴とするハーブの生産業者さんで、日本農業大賞の受賞歴もあります。
シモタファームから届けられた新鮮なハーブを使ったハーブティーを味わうことができます。
・所在地:東京都港区南青山5-1-2
・営業時間:11:00~20:00(月〜土)、11:00~19:00(日・祝)
・アクセス:「表参道駅(A5出口)」から徒歩2分
・平均予算:1,000円〜2,000円
・おすすめメニュー:シモタファームのフレッシュハーブティー
この投稿をInstagramで見る
3.天現寺カフェ
天現寺カフェは、港区南麻布にあるハーブティーを取り扱っているカフェです。
全国から選りすぐりのお取り寄せスイーツを取り扱っているほか、30種類以上のこだわりのハーブを使ったハーブティーとおしゃれな料理が揃う人気のお店。
おすすめは、ケーキハウスローザンヌから取り寄せた「ワンランク上の純生はちみつロールケーキ」と、ハーブティー「天現寺カフェオリジナルブレンドNo.1」。
天現寺カフェオリジナルブレンドNo.1は、レモングラス、ローズヒップ、オレンジピール、ハイビスカス、ペパーミントなどのハーブをブレンドした天現寺カフェ限定の一品です。
・所在地:東京都港区南麻布4-12-2 ピュアーレ広尾1F
・営業時間:10:00~23:00(日~水)、10:00~25:00(木~土)
・アクセス:「広尾駅(1番出口)」から徒歩8分
・予算:1,000~1,999円
・おすすめメニュー:ワンランク上の純生はちみつロールケーキ、天現寺カフェオリジナルブレンドNo.1
この投稿をInstagramで見る
4.クロシェットカフェ
クロシェットカフェは、中野にあるハーブティを取り扱うカフェです。
ハーブティーと手作りワッフルが人気で、東急ストアの書店の奥にある隠れ家的なお店。
ワッフルは、外はパリッと中はフワフワ。注文ごとに焼き上げており、豊富なトッピングも魅力です。
ハーブティーは、ハーブ農園から直接取り寄せた新鮮なハーブを使用。
オリジナルの配合で、香りの良さが評判です。
・所在地:東京都中野区中野4丁目3-1 サンクオーレ1階
・営業時間:10:00~19:00
・アクセス:「中野駅」より徒歩3分
・予算:~1,000円
・おすすめメニュー:生ミントのフレッシュハーブティ、チョコレートワッフル
この投稿をInstagramで見る
5.Fruit & Herb tea cafe ONE’S
Fruit & Herb tea cafe ONE’Sは、2017年に日本橋にオープンした新しいハーブティ専門店です。
ここの特徴は、ハーブティーの種類の多さです。
他ではあまり見かけないハーブのスムージー、ハーブティーラテ、ハーブティーのかき氷など、面白いメニューがたくさん。
店舗のそばに浜町公園があり、ペットの散歩がてらに立ち寄る人が多いことから、「わんちゃん専用メニュー」も取り揃えています。
・所在地:東京都中央区日本橋浜町2丁目1−10 TKM日本橋浜町タワー1F
・営業時間:7:30〜19:30(火〜金)、10:00〜18:00 (土・日 )
・アクセス:「水天宮前駅(5番出口)」から徒歩3分、「浜町駅(A2出口)」から徒歩4分、「人形町駅(A1出口)」から徒歩6分
・予算:~1,000円
・おすすめメニュー:サンフラワーとパイナップルのヨーグルトスムージー(夏限定)、バタフライピー&マンゴー氷 アイス付
この投稿をInstagramで見る
まとめ
いかがでしたか。
まだまだ、ハーブティー専門店は、コーヒー専門店に比べると数は少ないですが、徐々に東京23区内にも増えてきつつあります。
ハーブティーを楽しみたいという方は、ぜひ今日紹介したお店に足を運んでみてください。
最新記事 by 塩原大輝(しおばらたいき) (全て見る)
- 団茶(だんちゃ)とは?美味しい飲み方や歴史についても【お茶の豆知識】 - 2024年11月16日
- 霧島茶(きりしまちゃ)の特徴とは?「日本一」の称号を獲得した鹿児島のお茶 - 2024年11月15日
- ミントティーの美味しい作り方と飲み方とは?ノンカフェインで妊娠中の方も安心? - 2024年10月29日