秋を鮮やかに彩る「イチョウ」。
イチョウで連想する食事といえば、やっぱり銀杏ですね。では、イチョウの葉を煎じたイチョウ茶はご存知でしょうか?
イチョウの葉をお茶にすると…一体どんなお茶が出来上がるのか?あまり想像できる方は多くないと思います。
そこで本記事では、イチョウ茶の気になる成分や味、副作用について詳しくご紹介します。
イチョウ茶とは?
イチョウ茶とは、乾燥させたイチョウの葉を煮出して飲むお茶のことです。
イチョウの歴史は人類よりも長く、およそ2億5000年前の古生代から恐竜時代~氷河期時代を生き延びた「生きた化石」として、絶滅危惧種に指定されています。
街路樹でよく見かける樹木ですが、実は現存しているほとんどが人工的に植樹されているものです。
日本やアメリカではイチョウは食品として扱われていますが、ドイツなどのヨーロッパ諸国ではイチョウに含まれる「ギンコライド」や「テルペンラクトン」「フラボングリコシド」などの成分に注目し、医薬品として販売しています。
イチョウ茶に含まれている成分
イチョウの葉に含まれる主な成分は、以下の3つになります。
フラボノイド類
ケルセチン、ケンフェロール、プロアントシアニジン、フラボン・グリコシドを始めとする10種以上のフラボノイド類が含まれています。
テルペンラクトン
イチョウだけに見られる特殊な構造をした、ギンコライド A、B、C 、ビロバライドです。
ギンコール酸
イチョウの種子の外皮種に多く含まれている成分で、素手で触れてしまうと、ギンコール酸によるアレルギー症状で、皮膚炎を引き起こします。
イチョウ茶には副作用はあるの?
イチョウの種子に触れた時に手が赤くなったり、痒くなったことはありませんか?
これはイチョウ種子の外皮種や葉に含まれるギンコール酸という物質が原因です。
ちなみに、食用ギンナンにはほとんど含まれていないのでご安心ください。
イチョウの葉では、乾燥葉で0.7~1.6%ほどのギンコール酸を含みます。
0.6μg以下であれば健康被害は出ないと言われていますが、それ以上の量になると健康被害が出る可能性もあります。
実際に、国民生活センターに寄せられたイチョウ葉の摂取による健康被害として、吐き気、腹痛、湿疹、下痢、アレルギー等の症状が出たとの報告があります。
以下では、副作用を出さずにイチョウ茶を飲むおすすめの飲み方をご紹介します。
イチョウ茶の副作用を避ける!おすすめの飲み方
国民生活センターがイチョウ茶製品4品を対象にしたテストでは、急須で3分蒸らす淹れ方であればギンコール酸はほとんど溶け出ないことが分かっています。
「煮出すなら薄め」がおすすめです。また長すぎると苦味が増して飲みにくくなります。
それでも副作用が不安なら…、吸収率の良い「粉末タイプ」や濃度の高い「エキスタイプ」のイチョウ茶を避けるか、しっかりとギンコール酸の除去済と明記されている品を選ぶのがベターです。
乾燥茶葉タイプのイチョウ茶の場合は、淹れる際に煮詰めすぎず、急須で2~3分軽く蒸らして摂取すると安心です。
気になるイチョウ茶の味は?ほろ苦い?
イチョウ茶といえば、銀杏の苦い味を想像してしまいますね。
実際、イチョウ茶はどんな味をしているのでしょうか?Twitterで感想をまとめてみました。
杜仲茶が切れたけん、今度はイチョウ茶を買うてみた。香ばしい玄米茶って感じかの。最初は癖を感じたけぇど、慣れたらフツーに旨い思うじゃ。イチョウ茶終わったら、次何を試そうかの。
— 小鉄@柴こてち (@yami0912) 2016年9月3日
イチョウ茶、不味くは無いんだけどハムスターの芝の臭いの味
— ルネ・コルレオーネ (@Luminemiro) 2016年4月23日
同僚がイチョウ茶を飲みはじめた。苦いお茶かと思いきや・・・ハーブ茶のようなさわやさ?フラボノイド効果?これからの季節に合うかも 『エイムわらビーハウス若葉園』http://www.warabe.biz/?pid=710237 #fukuoka
— KPS 金丸印刷株式会社 (@yarubai) 2010年5月19日
まとめると・・・
- 香ばしい玄米茶のような味
- ハムスターの芝の臭いの味(?)
- ハーブ茶のような味
といった感想がありました。
人によって味に個人差はありますが、ぜひ上で紹介した味の感想を参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、イチョウ茶という少しマイナーなお茶についてご紹介させていただきました。
当社でも、イチョウ茶を販売しております。
当社で販売しているイチョウ茶は茶葉タイプ。
宮崎は霧島の自然の大地で育てられたイチョウを使ったイチョウ茶です。
安心安全に配慮して作っています。ノンカフェインなので、妊娠中の方も安心してお飲みいただけます!
ご購入を希望の方は下記からどうぞ。
イチョウ茶はこちら
商品名 | イチョウ茶 |
商品区分 | 食品・飲料 |
内容量 | 70g |
原材料名 | イチョウの葉 |
原産地 | 宮崎県産 |
使用方法 | 本品約5~10gをお茶パックなどに入れ1リットルの水で沸騰させた後、弱火で5~6分程煮出して召し上がりください。 急須やティーポットでもお飲みいただけます。 |
使用上の注意 | 開封後はお早めに召し上がりください。 |
保存方法 | 常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。 |
賞味期限 | 製造日より約12ヶ月 |
販売事業者名 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |
店長の一言 | 当店のイチョウ茶は国産100%なので、安心安全にお飲み頂けます。 無農薬・ノンカフェインなのでカフェインが苦手な方にもオススメです(^-^) |
最新記事 by 塩原大輝(しおばらたいき) (全て見る)
- 団茶(だんちゃ)とは?美味しい飲み方や歴史についても【お茶の豆知識】 - 2024年11月16日
- 霧島茶(きりしまちゃ)の特徴とは?「日本一」の称号を獲得した鹿児島のお茶 - 2024年11月15日
- ミントティーの美味しい作り方と飲み方とは?ノンカフェインで妊娠中の方も安心? - 2024年10月29日