えごま油で馴染みのある「えごま」。
このえごまの葉を利用して作られるえごま茶には栄養がたっぷり。
今回は、えごま茶の成分や味に関してお伝えします。
えごま茶とは?
えごま茶とは、シソ科の植物「えごま」の葉部分を煮出して作られたお茶です。なお、えごまは地域によって、「じゅうねん」「あぶらえ」と呼ばれることもあります。
漢字で「荏胡麻」と書きますが、ゴマとは全く関係はありません。
えごまは主に韓国で食されており、キムチで漬ける、鍋に入れて食べられることが多いです。日本では、飛騨地方の五平餅のタレやえごま油に使われています。
原産地は主にアジア地域です。日本国内では平安時代頃にえごま油が灯油用として使われたのが最初とされています。
えごま茶に含まれている成分は?
えごま茶に含まれている成分は、主に以下の5つです。
ペリラケトン、エゴマケトン
エゴマの香り成分です。
ちなみに、牛はこれらを摂取すると急性肺水腫、肺気腫を起こすと言われています。
人に害はありません。
α-リノレン酸
α-リノレン酸は、オメガ3脂肪酸の一種で食べ物から摂取しなくてはいけない必須脂肪酸のうちの一つです。
体内でエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)へ変換されます。
えごまの種子から作られるエゴマ油の内、62.4%がα-リノレン酸と言われています。
これは同じようにα-リノレン酸を多く含むと言われているアマニ油と比較して1.78倍の値です。
ロズマリン酸
えごま茶には、ヒトの体内では合成できない必須脂肪酸であるα-リノレン酸が含まれています。
ロズマリン酸は、ローズマリーにも含まれているポリフェノールの一種です。
えごま茶には1g当たり39mgのロズマリン酸が含まれています。
これは、同じシソ科の大葉の5倍の含有量です。
カルシウム
えごまには非常に多くのカルシウムが含まれています。
その量は、牛乳の3.5倍とも言われています。
えごま茶にはその他に、鉄やミネラル、β-カロテン、ビタミンCといった成分も含まれています。
えごま茶の副作用は?
えごま茶を飲むことによる副作用は今のところ報告されていませんが、何事も程度が大切です。過度な摂取は避けるようにしましょう。
えごまはシソ科植物のため、シソアレルギーの方はえごま茶を飲まないようにしてください。
ノンカフェインなので、妊婦さんも飲みやすいです。
えごま茶はどんな味?独特のクセがある!?
えごま茶はシソ科ですが、シソとは全く違う味です。
独特のクセがあって好き嫌いが分かれます。これは、ペリラケトンといわれる物質が原因です。
Twitterで、えごま茶の味についての感想をまとめてみました。
暇を持て余して日本茶カフェへ
えごま茶なるものを飲む
えごまって韓国料理で食べるのでしょ
紫蘇みたいな香りがする
味は野草茶ぽい
おいしいかと聞かれたら
特段おいしくはない
おなかに良さそうではある pic.twitter.com/QiBHuvl8de— noe (@noetique) 2017年6月12日
義母さんが買ってきた「えごま茶」なんだか薬草的な味(匂い)。長女が「草餅の匂い」って言ったから表示みてみたら、当り!えごまの新芽、よもぎ、メグスリの木などでした~。
— こえだ (@koeda3986) 2013年5月23日
エゴマ茶、不思議なお味
— 既望路 (@after_full_moon) 2017年12月28日
まとめると・・・
- 野草っぽい
- 薬草的な味
- 不思議な味
という声がありました。
もし、えごま茶を購入される場合は、これらの意見を参考にしてみてください。
えごま茶の作り方・飲み方
えごま茶は他のお茶と比べて高い印象があります。
市販のものを買うのも良いですが、家庭で自家製のものを作ることもできます。
そこで今回は、えごま茶の作り方をご紹介します。
用意するもの
- えごまの葉
- お湯
※えごまの葉はなかなかスーパーで売っていません。ネットスーパーなどで購入するのがベターです。
作り方
- 1.天日干ししたえごまの葉を急須に入れます。冬場などであまり乾かない場合は、オープンで過熱するのでも良いです。焦げないように注意しましょう。
- お好みのサイズに砕きます。細かい方が良い人はお茶ミルやすり器で細かくしましょう。
- 2.茶葉を急須に置いて、そこへお湯を注ぎ入れて、好みの濃さになるまで待てば出来上がりです。
山年園が提供するえごま茶について
家庭でも作れて栄養満点のえごま茶の魅力が伝わったなら幸いです。とはいっても、忙しくてえごま茶を作る余裕は……という方は。
当社で販売しているえごま茶はいかがでしょうか?
当社のえごま茶は、島根県の大地で元気に育ったえごまの葉と茎を使っています。国産、無農薬、ノンカフェインです。ご購入の方は以下の画像からどうぞ!
商品名 | えごま茶 |
商品区分 | 食品・飲料 |
内容量 | 2g×10パック |
原材料名 | えごま(葉、茎) |
原産地 | 島根県産 |
使用方法 | 本品1包をマグカップに入れ熱湯を注ぎ、お好みの濃さで召し上がりください。 ヤカンで煮出しても美味しく召し上がれます。 |
使用上の注意 | 開封後はお早めに召し上がりください。 |
保存方法 | 常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。 |
賞味期限 | 製造日より約12ヶ月 |
販売事業者名 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |
店長の一言 | 当店のえごま茶は国産100%なので、安心安全にお飲み頂けます。 無農薬・ノンカフェインのえごま茶を是非お試しください(^-^) |
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