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大福茶・大服茶・皇服茶(おおぶくちゃ)とは?【正月に飲んで縁起をかつぐ】

大福茶おすすめ商品

お正月や節分などハレの日に飲まれる「大福茶(おおぶくちゃ)」というお茶をご存知ですか?

関西地方では大福茶を飲む慣習がある地域もありますが、関東ではあまり親しみのないお茶かもしれません。

地方によって、お茶の味や内容も変わる面白いお茶です。

本日は、この大福茶について詳しく書いていきたいと思います。

(※成分、味、飲み方に関しては、当社の大福茶(煎茶をベースに、金粉、黒豆、白豆、玄米、抹茶、細切り昆布)を元に説明しています。)

大福茶(おおぶくちゃ)とは?

皇服茶

大福茶とは、正月に飲まれるお茶のことで、「大服茶」「皇服茶」「王福茶」と呼ばれることも。読み方は「おおぶくちゃ」または「おおふくちゃ」。

大福茶(おおぶくちゃ)の由来や歴史について

大福茶の歴史は古く、平安時代に疫病が流行した際に、空也上人が疫病を鎮めるために広めたのが起源といわれています。

その後、平安時代中期に天皇の座位に就いた村上天皇が元旦に大福茶を飲むようになり、「皇服茶」と呼ばれるようになりました。

次第に、縁起物として庶民にも伝わり、「大福茶」の呼称でお正月に飲まれるようになりました。

関西では、今でも伝統的な慣習として飲む地域もあり、縁起物である結び昆布や梅、玄米を加えて飲まれることが多いです。

また、茶道の家元では元日の朝に大福茶を飲むのが慣習になっているそうで、その年の最初に井戸から汲んだ水(若水汲み)を使った濃茶をベースに作られます。

大福茶(おおぶくちゃ)に込められた意味

大福茶に入っている具材は、おせち料理などで使われるものが多く、「無病息災」や「長寿健康」を願う意味が込められています。

大福茶(おおぶくちゃ)に含まれる具材:黒豆

込められた意味:健康な生活を願う

大福茶(おおぶくちゃ)に含まれる具材:結び昆布

込められた意味:子孫繁栄、不老長寿

大福茶(おおぶくちゃ)に含まれる具材:梅干し

込められた意味:不老長寿

大福茶(おおぶくちゃ)に含まれる具材:山椒

込められた意味:子孫繁栄

大福茶(おおぶくちゃ)に含まれている成分

大福茶 読み方

大福茶は、地域、製造しているお店によって、お茶の種類、中に入れる具材が異なります。

煎茶か抹茶をベースに、中身は黒豆、白豆、玄米、昆布、金箔、梅干し、山椒が入ることが一般的です。

カテキン

緑茶に多く含まれる成分で、フラボノイドの一種です。

赤ワインやコーヒー、ココアなどの飲み物、渋柿、りんご、ブルーベリーなどの食べ物にも含まれています。

ポリフェノール(イソフラボン)

植物の皮や種に含まれる色素成分や苦味・渋味成分の総称。

黒豆、白豆に含まれています。

イソフラボンも、ポリフェノールの中の一つに該当します。

黒豆には、ブドウの約1.3倍、柿の約1.5倍、リンゴの3倍以上と多量のポリフェノールが含有しています。

フィチン酸(IP6)

玄米に多く含まれています。

米ぬか、ごま、小麦、いんげん豆といった食品にも含まれています。

身体の栄養素を体外へと排出し有害であると言われていますが、「過ぎたるは及ばざるが如し」で、過剰摂取しなければ、問題ないとされています。

フコイダン

昆布に含まれるぬめり成分の元です。

栄養成分として注目されていますが、未だ解明できていない部分も多く研究が進められています。

昆布だけでなく、もずくやわかめ、めかぶにも含まれています。

フコイダンを含む海藻は、昔から食されており、古くは日本の平安時代の「本草和名」にも記載があります。

大福茶(おおぶくちゃ)の味について

大福茶 味

煎茶の深い味わいをベースに、香り豊かな玄米や昆布、豆の独特の甘みも感じられ、とても贅沢な味わいを楽しめます。

梅や昆布などを加えて味の調整ができることから、普段あまり日本茶に親しみのない人やお子様でも挑戦しやすい味です。 

大福茶(おおぶくちゃ)の飲み方・入れ方【より美味しくなる】

大福茶 飲み方

結び昆布を塩昆布にする

そのままでは味が薄いと感じる人には、塩昆布がおすすめ。

ほんのり塩味が増し、奥行きのあるお茶へと変わります。

大福茶漬け

大福茶を買ったはいいけど余ってしまった場合のアレンジ方法です。

急須に大福茶を注ぎ、70〜80度くらいのお湯で出します。

沸騰したてのお湯は避けましょう。(特に緑茶の場合は渋みが出やすいので注意です。)

茶碗に、ご飯と梅、塩昆布を入れて大福茶を注ぎます。

トッピングは大葉、しらす、あられ、刻み海苔などをお好みで追加してください。

大福茶(おおぶくちゃ)の作り方・レシピ

大福茶 作り方

煎茶(ほうじ茶でもOK)の茶葉をフライパンに入れて乾煎りします。

茶葉を乾煎りすることで、より香ばしさが引き立ちます。

茶葉を乾煎りしたお茶を急須に入れてお湯を注ぎます。

湯飲み茶碗に結び昆布と小梅などお好みの具材を入れます。

急須で煎茶(ほうじ茶)と同じようにお茶を注ぎ入れて完成です。

味が物足りないときは、山椒や塩昆布、玄米を足しましょう。

2杯目以降の渋みや苦味が増さぬよう、1杯目を淹れるときは茶葉が開ききらないよう素早く茶碗に注ぎましょう。

お湯を残さないように注ぎきるのがポイントです。

山年園が提供する大福茶(おおぶくちゃ)について

お正月の定番の大福茶ですが、顧客へのお歳暮、贈答、お祝いのギフトとしても役立ちそうな逸品です。

当社では、黒豆、白豆、玄米、抹茶、細切り昆布が入った金粉入りの大福茶を販売中。

煎茶、玄米、抹茶のハーモニーをお楽しみいただけます。

ご購入希望の方は以下のリンクからどうぞ。

大福茶 金粉入り
商品名金粉入り大福茶
商品区分飲料
内容量【1袋あたりの内容量】
45g
原産地静岡県掛川市
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約10ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言お年賀に大人気の金粉入りの大福茶(玄米茶)です!
日頃の感謝の気持を伝えるのに最適なお茶です(^-^)
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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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