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カカオパウダーの1日の摂取量はどのくらい?レシピや使い方について紹介

カカオパウダーおすすめ商品

カカオパウダーを食べたことはありますか?

ココアパウダーと混同する方も多いですが実は異なる食品です。

今回は、カカオパウダーとココアパウダーの違い、カカオパウダーの美味しい食べ方・飲み方について解説します。

カカオパウダーとは?

カカオパウダー とは

カカオパウダーとは、チョコレートの原料であるカカオ豆を焙煎せずに生のまま粉砕したものを指します。

カカオ豆は、「カカオポッド」というラグビーボールのような果実の中身から作られます。

カカオポッドの種子と果肉を取り出し、発酵・乾燥させたものがカカオ豆になります。

カカオの木は、高温多湿の熱帯でかつ赤道の近くという限られた地域でしか栽培できません。

その一帯は「カカオベルト」と呼ばれています。カカオベルトの中にあるコートジボワールやガーナ、インドネシアやエクアドルなどが主な生産国です。

生のカカオ豆は「Raw Cacao(ローカカオ)」と呼ばれています。「raw」は「生の」という意味です。

通常カカオ豆は、チョコレートやココアにするときに必ず焙煎(ロースト)をします。

焙煎することでカカオの香りが引き立ち、チョコレートやココア独自のおいしそうな香りが生まれます。

しかし焙煎をすると、カカオ豆のもつミネラルやビタミンなどの栄養素が抜けてしまうデメリットもあります。そこで焙煎をしないローカカオであれば、それらを逃さずに残しておくことができます。

カカオパウダーとココアパウダー、カカオニブの違い

一見そっくりなカカオパウダーとココアパウダーですが、違いは製造工程の焙煎の有無です。

生のまま粉砕するカカオパウダーに比べ、ココアパウダーはカカオ豆をじっくり焙煎してから粉砕しています。

焙煎の有無以外に、味もまったく異なります。

一般的にココアパウダーは、飲みやすくするために砂糖や乳製品が加えられています。

そのため、牛乳で割るだけで甘くてまろやかなココアができます。

一方、カカオパウダーは、生のままのカカオ豆の強い苦味が特徴です。

さらに、カカオニブというものもあります。カカオニブはカカオ豆を焙煎して、外皮と胚芽を取り除いたあとに残る部分です。これを胚乳(はいにゅう)と言います。

カリカリに炒られた胚乳を荒く砕いて作られているため、見た目はまるでチョコチップのようです。

このカカオニブを細かくすり潰してペースト状にしたものが、チョコレートのもとになる「カカオマス」になります。

カカオパウダーに含まれる栄養成分

カカオパウダー 成分

カカオパウダーにはどのような成分が含まれているのでしょうか。

特筆すべき栄養素・成分の一部をご紹介します。

カカオポリフェノール

傑出しているのがポリフェノールです。

ポリフェノールは抗酸化物質で、植物が光合成を行うことで生成されます。苦味や渋味のもとにもなります。

赤ワインはポリフェノールを多く含み、100gあたり230mgほど含有しています。

それに対し、カカオパウダーは赤ワインの2倍近くのポリフェノールが含まれています。

テオブロミン

テオブロミン(theobromine)とは、カカオのみに含まれている物質です。アルカリに似ている化学物質で、少し苦味があります。

カカオの学名は「Theobroma Cacao(テオブロマ カカオ)」です。

「Theobroma(テオブロマ )」とはギリシャ語で「神様の食べ物」を意味します。

テオブロマカカオにのみ含まれる成分なので、「テオブロミン」と名付けられたようです。

ミネラル類(鉄分・マグネシウムなど)

カカオパウダーには、カルシウム、マグネシウム、銅、鉄分といったミネラル類が含まれています。

特筆すべきはマグネシウム。マグネシウムは必須ミネラルの一種で、5~6割が骨の中に含まれており、骨や歯の健康のために欠かせない栄養素です。

野菜や魚類、豆類や藻類に多く含まれています。

一日の必要摂取量は、成人男性で310~370mg、成人女性で270~290mgといわれています。

カカオ100g中のマグネシウム含有量は315mgで、ちょうど成人男性の一日の必要摂取量になります。

カカオパウダーの味について

カカオパウダー 味

カカオパウダーは、カカオ豆を焙煎せず生のまま粉砕しているので、カカオ豆本来の強い風味を感じることができます。

カカオ成分を多く含んだ苦いチョコレートをイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。

食べると強い苦味と渋味を感じます。

そのままだときついので、苦いものが得意ではない方やお子様は注意してください。

カカオパウダーの使い方・レシピ

カカオパウダー レシピ

カカオパウダーは、ココアパウダーの代用品としてお菓子作りにも使えます。

クッキーやケーキ、パンケーキなどに混ぜても、ヨーグルトやバニラアイス、シリアルにトッピングとして振りかけても食べやすくなります。

特におすすめはティラミスです。

まろやかなマスカルポーネとビターなカカオパウダーのコントラストが楽しめる、ちょっぴり大人のほろにがティラミスになります。

夏ならかき氷にかけてもいいですね。カカオパウダーのみだと苦いので、練乳やはちみつなど甘いものも一緒にかけましょう。

苦めのチョコレート味のようなカカオパウダーは、バナナやいちご、ベリー系のフルーツやナッツ類とも相性ぴったりです。

ぜひいろいろ試してみてください。

カカオパウダーの飲み方

カカオパウダーのオーソドックスな飲み方は、やはりホットココアです。作り方は簡単です。

1:牛乳を鍋に入れて、弱火で温めます(1〜2人分なら350mlほど)
2:牛乳が温まってきたら、砂糖大さじ2、カカオパウダー小さじ3を加えて混ぜます。
3:火が通ったら、マグカップに注いで完成です。

砂糖の量はお好みで調整してください。甘味を足すのははちみつでもOKです。

また牛乳の替わりに豆乳を使っても、まろやかでおいしいココアになります。

カカオパウダーでよくある質問

カカオパウダーに含まれるカロリーや糖質はどのくらい?

カカオパウダーの大さじ一杯あたりのカロリーは27kcalです。

また、大さじ一杯あたりの糖質は1g程度です。

カカオパウダーにカフェインは入っている?妊娠中・授乳中でも飲んでOK?

製品によって異なりますが、カフェインの含有量は約6.8mgと、わずかに入っています。

日本茶や紅茶、コーヒーと比べるとはるかに少ないですが、ゼロではないため、敏感な方やアレルギーのある方、ニシン中・授乳中の方は摂取量に注意しましょう。

カカオパウダーの1日の摂取量目安は?

カカオパウダーの1日の摂取量の目安は、大さじ1杯程度が一般的とされています。

まとめ

すっきりと苦いカカオパウダーは、甘いものが苦手な方や、健康面を気にする方たちに注目され始めています。チョコレートやココアとはまた違ったローカカオの深い味わいを楽しめます。

普段の生活のなかに、ぜひスーパーフードのカカオパウダーを取り入れてみてはいかがでしょうか?

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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