最近、一気に注目を浴びるようになったチアシード。
海外セレブが愛用し始めたことで、若い女性の間を中心にブームとなりました。
名前は聞いたことあるけど、まだ一度も食べたことがない……。
そんな方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなチアシードに含まれる栄養成分や副作用についてご紹介します。
チアシードとは?
チアシードとは、「チア」というシソ科に属する一年草の「種(シード)」のことです。
チアの原産地は、メキシコ中西部からグアテマラ北部の山岳地帯に棲息しています。
見た目は、キウイの種やゴマのような形をしています。「ブラックチアシード」と「ホワイトチアシード」の2種類存在し、含まれている栄養価もそれぞれで異なります。
チアシードは、水に浸すと膨張しゼリー状になる性質があり腹持ちが良く、代替食品として人気が高いです。
チアシードに含まれている栄養成分
チアシードには豊富な栄養成分が含まれています。代表的なものをいくつか紹介します。
タンパク質
チアシードに含まれるタンパク質の量は可食部100gあたり17gです。
α−リノレン酸
α(アルファ)-リノレン酸は、えごま油や亜麻仁油などに多く含まれており、植物油の主成分です。
体内で生成することができないため、食品から摂取しないといけない必須脂肪酸の一つとされています。
食物繊維
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を含んでいます。
チアシードには水分を吸収して膨らむ性質がありますが、これはグルコマンナンという成分によるものです。
このグルコマンナンは、水溶性食物繊維でコンニャクにも含まれる成分です。
ミネラル類(カリウム・マグネシウム・鉄分)
チアシードには、可食部100gあたり、亜鉛5.9mg、マグネシウムが360mg、鉄分が7.6mg、カルシウムが570mgなどが含まれています。そのほか、カリウム、セレン、モリブデンといったミネラル栄養素も含まれています。
参照:文部科学省 日本食品標準成分表2020年度版(八訂)第2章(データ)
ビタミン類
また、チアシードには豊富なビタミン類が含まれています。可食部100gあたり、ビタミンB1が0.97mg、ビタミンB2が0.25mg、ビタミンB6が0.42mg、ビタミンCが1mg含まれています。
必須アミノ酸(8種類)
チアシードは、ヒトの体内では合成できない必須アミノ酸を豊富に含んでいます。
必須アミノ酸はタンパク質を構成する要素で、筋肉の維持に必要とされている成分です。
チアシードに副作用について
よくチアシードを生のまま摂取すると発芽毒があるため良くないと言われることがあります。
チアシードの製品の販売・製造を行っている健康食品会社、株式会社ファインの研究によれば、生のまま食べることによる人体被害はなく、発芽毒が発生することもないとの見解を出しています。(参考資料:「ファインスーパーフード チアシード」の発芽毒に対する見解)
チアシードにアレルギーはある?
チアシードはシソ科サルビア属です。同じシソ科のオレガノやバジル、ミント、ローズマリーでアレルギー反応が出る方は、かかりつけの医師に相談の上で、摂取する様にしましょう。
チアシードでよくある質問
チアシードの1日の摂取量目安は?
チアシードには推奨の摂取量があり、男性は2.1〜2.4g、女性は1.8〜2.1gと厚生労働省によって定められています。
しかし、あくまで推奨であるため、量を超えても副作用が起こるというものではありません。
チアシードは妊娠中でも食べてOK?
チアシードは、妊娠中の方でも摂取することは問題ありません。
チアシードに含まれるカロリーや糖質は?
チアシード100gに含まれるカロリーは486kcal、糖質は6.4gです。白米は100gあたりのカロリーが356kcal、糖質が51.9gとなるため、糖質は低いが、カロリーはさほど低くないということがいえます。
まとめ
スーパーフードと呼ばれ名高いチアシードの魅力をご理解いただけたでしょうか。
この機会にご家庭でも取り入れてみてはいかがでしょうか。
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