黒烏龍茶を飲んだことはありますか?
一般的な烏龍茶よりも色が濃いのが特徴ですが、ほかにどのような部分が違うのか、気になりますよね。
今回は黒烏龍茶の副作用や含まれている成分、飲み方などについて解説します。
黒烏龍茶とは
黒烏龍茶とは、ポリフェノールの一種である「ウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)」の含有量を増やした烏龍茶のことを言います。
ポリフェノールの量が多いと茶の色が濃くなって黒く見えることから、「黒烏龍茶」と呼ばれています。
黒烏龍茶と烏龍茶の違い
前述のとおり、烏龍茶よりも「ウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)」の含有量が多いものが黒烏龍茶です。
そのため、見た目も黒烏龍茶のほうが黒っぽくなります。味も烏龍茶よりも少し苦みが強くなります。
黒烏龍茶に含まれる栄養成分
では黒烏龍茶にはどのような成分が含まれているのでしょうか。
いくつか、代表的な成分をピックアップしてご紹介します。
ビタミン類
烏龍茶や黒烏龍茶に含まれるビタミンは、ビタミンB2やナイアシン、葉酸などです。
ビタミンB2は、皮膚や髪などの再生に関わる成分で、「発育のビタミン」と呼ばれることもありす。
ミネラル類
黒烏龍茶にはミネラル類も含まれています。
黒烏龍茶100mlに対して、カリウムは約20mg、リンは10mgほど含まれています。
特にカリウムは、暑い時期に汗をかくと不足しがちなミネラルなので、意識的に摂りたい成分です。
難消化性デキストリン
デキストリンはデンプンが分解されたものです。
そのなかでも「難消化性デキストリン」は、胃で消化されず大腸まで達することができる水溶性食物繊維の一種です。
カテキン
カテキンはポリフェノールの一種で、お茶の葉に多く含まれています。
同じチャノキから作られる日本茶(緑茶)や紅茶にもカテキンが含まれています。
日本茶は不発酵茶、紅茶は完全発酵茶ですが、烏龍茶や黒烏龍茶は半発酵茶に分類されます。
半発酵させる過程でカテキンが重合して、「ウーロン茶重合ポリフェノール」という独自のポリフェノールに変化します。
黒烏龍茶による副作用は?カフェインはどのくらい含まれる?
黒烏龍茶を飲みすぎると、身体を冷やす恐れがあります。
また、黒烏龍茶に含まれるカフェインは、100mlあたり約10mgと決して少なくありません。
そのため、妊娠中(妊婦)の方は飲みすぎないようにしてください。
過剰に摂取すると、不眠や下痢、腹痛、吐き気などの症状を引き起こす可能性があるので、摂取量に十分注意しましょう。
黒烏龍茶ってどんな味?
黒烏龍茶の味は、普通の烏龍茶とどう違うのでしょうか?
Twitterのなかから、実際に黒烏龍茶を飲んだ方の意見を一部抜粋してご紹介します。
三杯目!!猫空黒烏龍茶🫖
名前🐈⬛に惹かれて頼んだ!!
純粋に上等な烏龍茶ってカンジでめちゃくちゃおいしい〜❣️✨
香り良し!飲みごたえのある風味!渋み一切無し!! pic.twitter.com/Vic0YyR3hZ— カテリナ🥟 (@katherine_4280) June 5, 2022
黒烏龍茶、ハマりそう。さっぱりしておいしい。
— のこ (@noko_spoon88) May 30, 2022
黒烏龍茶おいしい(というかこのくらい濃いほうが好き)
— わふれるか (@wafrelka) August 1, 2012
うま黒烏龍茶ティーバッグ
香りは焙煎強めな感じだけど特徴的な香りはない
味は渋味はなくほんのりえぐみ、あっさりめな味わい#茶好連 pic.twitter.com/gDkjGAwD45— 友福☭ (@yufuku_tea) November 12, 2017
本日の台湾茶は黒烏龍茶。茶葉の黒さは焙煎ではなく発酵によるものだそう。口に含んだ瞬間、杏や無花果のような甘い風味が微かに。嫌な苦味や渋味はなく、ただ静かに深い味わいが残る。今までの黒烏龍茶のイメージを見事に覆された。 pic.twitter.com/mFcdQbu8Tx
— 舞 (@himhimcocco) February 17, 2019
やはり、烏龍茶に比べて味が濃いと感じる方が多いようです。
えぐみや渋みはなく、すっきりとしたさわやかな後味を感じるみたいですね。
黒烏龍茶の飲み方・アレンジ方法
黒烏龍茶の風味はクセがないため、アレンジをしてもおいしく飲めます。
例えば、お好みで適量のしょうがやレモンを加えてもおいしくなります。
甘みが欲しいときには、砂糖やはちみつを入れると、ほんのり甘い黒烏龍茶になるので試してみてください。
濃いめに黒烏龍茶を抽出して牛乳や調整豆乳と混ぜれば、ミルクティのような味わいが楽しめますよ。
また、鍋で黒烏龍茶に寒天と砂糖を混ぜて煮てから冷蔵庫で冷やせば、甘さ控えめな黒烏龍茶寒天に。ダイエット中のおやつにもぴったりです。
黒烏龍茶の美味しい入れ方
急須で入れる場合は、3~5gほどの黒烏龍茶の茶葉を入れ、熱湯で3分ほど蒸らしてから注ぎます。
黒烏龍茶は一回で茶葉の成分が出きりません。3回ほど繰り返し入れることができます。
ヤカンで煮だす場合は、まずヤカンで水を沸騰させます。沸騰したら火を止めて5~8gほどの茶葉を入れます。
5~10分ほど置いて、お好きな濃さになったら注いで飲みましょう。
どちらの方法も、ポイントは熱湯を使うこと。熱湯を注ぐことで固まった茶葉が開き、烏龍茶特有の香りが抽出されます。70~80度ぐらいの低い温度で入れてしまうと、茶葉が開ききらずにせっかくの烏龍茶の香りが出きらない状態になるので注意しましょう。
黒烏龍茶でよくあるQ&A
黒烏龍茶の摂取量はどのくらい?飲み過ぎは厳禁?
黒烏龍茶の摂取量目安は、1日に700ml(グラス2杯分)ほどです。
1回の食事で350mlほどを、1日2回に分けて飲むことが推奨されています。
前述のとおり、一度にたくさん飲みすぎると、黒烏龍茶に含まれるカテキンやカフェインによって下痢になったり、眠れなくなったりすることがあります。
目安摂取量を守り、たくさん飲みすぎないようにしましょう。
黒烏龍茶はいつ飲む?飲むタイミングは寝る前もOK?
前述したように、カフェインを含むため寝る前の摂取はあまりおすすめしません。
おすすめは、食事中に飲むことです。
特に、中華料理や焼肉など脂っぽい食事に黒烏龍茶はぴったりです。
黒烏龍茶は、妊娠中(妊婦)の方は飲んでも平気?
カフェインを含むため、妊娠中の方も飲み過ぎないようにしましょう。
妊娠している方の1日のカフェイン摂取の目安量は諸説ありますが、英国食品基準庁(FSA)によれば、1日200mgほどを目安としています。
山年園が提供している黒烏龍茶について
当社でもオリジナルの黒烏龍茶を販売しております。
お茶の名産地、静岡で育てられた茶葉を使用した純国産の黒烏龍茶です。
くせのない味わいとすっきりとした飲み心地は、さまざまな料理に合います。
アイスでもホットでもおいしくお飲みいただける黒烏龍茶を、ぜひご家庭でお楽しみください。
商品名 | 烏龍茶ティーバッグ |
商品区分 | 飲料 |
内容量 | 48g(4g×12) |
原材料名 | 緑茶(静岡県産) |
保存方法 | 高温/多湿を避け移り香にご注意ください。 |
お召し上がり方 | [HOT]・ティーバッグ1包にお湯約300cc~500cc・約2分待ちます。・お好みの濃さで交互に注いで完成。 [ISE]・ティーバッグ1包にお湯約1リットルを注ぎます。・粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。・お好みの濃さになったらティーバッグを出して完成。 |
販売事業者名 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |
店長の一言 | さっぱりとした味わいとすっきりとした後味が特長です(^-^)/v |
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