お茶にまつわる人雑学

武野紹鴎(たけのじょうおう)とは?わび茶(侘び茶)の発展に貢献した人物

武野紹鴎お茶にまつわる人

茶道の様式の1つ、「わび茶」では、素朴なもののなかに美しさを感じることを大切にしています。現代も受け継がれるわび茶の発展に大きく貢献したのが、武野紹鴎(たけのじょうおう)です。

武野紹鴎(たけのじょうおう)とは何をした人?読み方は?

武野紹鴎 とは

武野紹鴎とは、室町時代後期の茶人です。読み方は「たけのじょうおう」。奈良県生まれで、のちに大阪府の堺に移り、堺で皮革の武器などを扱う商家で育ったとされています。

そのあと京都に移り、歌人である三条西実隆(さんじょうにしさねたか)から古典や歌を、臨済宗の僧である大林宗套(だいりんそうとう)から禅を学びました。

それに加えて、村田珠光(むらたじゅこう)という茶人から茶の湯(わび茶)を学び、わび茶の発展に大きく貢献しました。

武野紹鴎(たけのじょうおう)の名言

武野紹鴎の名言として有名なのが、紹鴎遺文(じょうおういぶん)に残されている「きれいにせんとすれば結構に弱く、侘敷せんとすればきたなくなり」です。

「きれいにしすぎれば弱く、侘しくしようとすれば汚くなる」という意味になります。

武野紹鴎(たけのじょうおう)と千利休、村田珠光の関係性

村田珠光 武野紹鴎 千利休

武野紹鴎を語るうえで欠かせない人物が、村田珠光と千利休です。この3人の共通点は、わび茶の誕生と発展に大いに貢献したことです。

まず、村田珠光がわび茶を生み出し、その孫弟子である武野紹鴎がさらに深化させました。

さらに武野紹鴎の弟子の千利休が、わび茶を完成させたといわれています。

以下に、わび茶の特徴と、それぞれの人物の関係性について解説します。

そもそも、わび茶(侘び茶)とは何か?

わび茶とは、茶道(茶の湯)の様式の1つです。大きな特徴は、質素で地味なもののなかに趣を見出すことです。

もともと茶道では、茶室や茶道具、着物、花など華美で高価なものを揃えることが多かったといわれています。しかしわび茶は、こじんまりした小さな茶室に地味な着物や茶道具などを揃えました。

決してきらびやかではありませんが、余計なものをそぎ落としたなかに本質的な美があるというのが、わび茶の重要な考え方です。

例えば、草庵茶室(そうあんちゃしつ)と呼ばれるわび茶を象徴する茶室様式があります。一般的な茶室は広い造りで装飾も施されており、豪華な印象です。

一方の草庵茶室は、土壁や竹など質素な素材を使って作られた茶室で、装飾などもありません。さらに室内が狭いのも特徴です。わび茶の創始者である村田珠光が作り出したときは、四畳半という小さな茶室でした。

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武野紹鴎(たけのじょうおう)の大師匠・村田珠光

村田珠光は武野紹鴎と同じく奈良県出身の茶人で、「わび茶の祖」として知られた人物です。

村田珠光は能阿弥(のうあみ)と一休宗純(いっきゅうそうじゅん)という2人の人物から影響を受け、絵画や茶道に通じていた能阿弥からは一流の茶道を、無駄を削ぎ本質を求めることの重要性は一休宗純から学びました。

そこから、村田珠光は今まで華美な唐物中心だった茶道に、質素な日本の茶道具などを取り入れ、わび茶というまったく新しいスタイルを生み出しました。

その村田珠光が生み出したわび茶を、孫弟子の武野紹鴎がさらに深化させたのです。

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武野紹鴎(たけのじょうおう)の弟子・千利休

武野紹鴎の思いは弟子である千利休に引き継がれました。

千利休は、戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した茶人で、師匠である武野紹鴎からわび茶の思想を引き継ぎました。

前述のとおり、もともと草庵茶室は四畳半のほどの広さでしたが、千利休はさらに小さい二畳半の茶室を作りました。

この茶室は待庵(たいあん)とよばれ、京都の妙喜庵(みょうきあん)のなかにあります。今では国宝にも認定されている有名な草庵茶室となっています。

千利休亡きあとも、千利休の孫である千宗旦(せんのそうたん)がわび茶を追及し、さらに千宗旦の息子たちがそれぞれ茶道の流派を作り、現在の三千家(さんせんけ)ができました。

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山年園で販売している抹茶について

武野紹鴎が深めてきたわび茶の思想や価値観は、現代の茶道に受け継がれています。

山年園では、お茶席にぴったりの味わい深い抹茶を揃えています。お茶席だけではなく、来客時や普段のリラックスタイムにも、美味しい抹茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。

抹茶(神楽殿)

抹茶 神楽殿
商品名抹茶 神楽殿
商品区分食品・飲料
内容量【1缶あたりの内容量】
30g
原材料名緑茶
原産地日本産
京都府宇治市
使用方法お茶、ケーキ、お菓子作りなど、様々な用途で扱えます。
少量でも抹茶の風味・香りが強いので、少しづつ使用することをおススメします。
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約8ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言老舗のお茶屋が自信を持ってオススメする最高級な宇治のお抹茶です(^-^)

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抹茶(香雲)

抹茶 香雲
商品名抹茶 香雲
商品区分食品・飲料
内容量【1缶あたりの内容量】
40g
原材料名緑茶(抹茶)
原産地日本産
京都府宇治市
使用方法お茶、ケーキ、お菓子作りなど、様々な用途で扱えます。
少量でも抹茶の風味・香りが強いので、少しづつ使用することをおススメします。
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約8ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言老舗のお茶屋が自信を持ってオススメする高級な宇治のお抹茶です(^-^)

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抹茶(小倉山)

抹茶 小倉山
商品名抹茶 小倉山
商品区分食品・飲料
内容量【1缶あたりの内容量】
30g
原材料名緑茶
原産地日本産
京都府宇治市
使用方法お茶、ケーキ、お菓子作りなど、様々な用途で扱えます。
少量でも抹茶の風味・香りが強いので、少しづつ使用することをおススメします。
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約8ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言老舗のお茶屋が自信を持ってオススメする最高級な宇治のお抹茶です(^-^)

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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