日本山人参は、別名「日向当帰(ヒュウガトウキ)」ともよばれ、九州の限られた地域にしか生えない希少な植物です。あまり見かける機会は多くないですが、乾燥させて粉末状や茶葉として販売されています。
本記事では、日本山人参茶について解説します。
日本山人参茶(日向当帰茶・ヒュウガトウキ茶)とは?
日本山人参茶とは、日本山人参という植物の葉や茎を使ったお茶です。
日本山人参はセリ科の植物で、九州南部(宮崎県を含む南九州)に自生しています。高麗人参(朝鮮人参)に見た目が似ていることから、この名がついたようです。日向当帰(ヒュウガトウキ)と呼ばれることも。
日本山人参は九州南部の地域以外にはほとんど生えていない希少な植物です。その希少性や豊富な栄養成分から「神の草」ともよばれ、地元の方々に大切に扱われてきました。
ちなみに日本山人参の根は、2002年には厚生労働省によって正式に生薬に認定されました。同省が2020年3月に発表した「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト」にも追加されています。このリストに追加されているものは、健康食品ではなく医薬品に該当します。
参照:食薬区分における成分本質(原材料)の取扱いの例示(◆令和02年03月31日薬生監麻発第331009号)
日本山人参は、今回ご紹介するお茶だけではなく、そのまま粉末にして料理などに混ぜて食べることもできます。日本山人参粉末については、下記もぜひご覧ください。
日本山人参茶(日向当帰茶・ヒュウガトウキ茶)の栄養成分
日本山人参は「神の草」とよばれるほど栄養成分が豊富に含まれています。
有機化合物YN-1(イソエポキシプテリキシン)
「有機化合物YN-1(イソエポキシプテリキシン)」とは、日本山人参含むセリ科の植物に含まれる化合物の一種。日本山人参の根よりも葉部分に多く含まれています。
ミネラル類
ミネラル類のなかでも、特にリンやカルシウム、マグネシウムの含有量が多めです。他にも亜鉛、鉄、ナトリウムやマンガンなどが含まれています。
これらのミネラル類は人体で生成ができないため、食べ物や飲み物から意識的に摂取することが重要とされています。
ビタミン類
ビタミンAやβ-カロテン(ベータカロテン)、ビタミンB12などがあります。なかでもビタミンB6やビタミンE、パントテン酸の含有量が多いです。
ビタミンB6は赤身肉や鶏肉、牛レバーなどにも含まれている成分で、タンパク質の分解に不可欠です。パントテン酸はビタミンB群の1つで、日本山人参だけではなく多くの食物に含まれています。
日本山人参茶(日向当帰茶・ヒュウガトウキ茶)の副作用について
日本山人参茶を摂取したことによって、重篤な副作用に見舞われたという症例は報告されていません。
ただし日本山人参はセリ科の植物なので、にんじん、セロリといったセリ科の植物にアレルギーがある方は日本山人参茶も飲用しないようにしてください。
また日本山人参はカリウムを含んでいるため、腎機能が低下している方はくれぐれも摂取量に気を付けてください。ビタミンKも含まれているので、血栓を防ぐためにワルファリン(ワーファリン)を服用されている方も、過剰摂取には注意が必要です。
ちなみに日本山人参茶にカフェインは含まれていませんが、妊娠中や授乳中の方は念のため医者に確認してから飲んだほうが良いでしょう。
日本山人参茶(日向当帰茶・ヒュウガトウキ茶)の作り方・入れ方
鍋ややかんにティーバッグを入れて、たっぷりの水を加えて強火で沸騰させます。沸騰したら弱火にして5~6分ほどグツグツ煮出せば完成。もちろん普通の日本茶のように急須で淹れてもOKです。
日本山人参茶は少し苦みがあります。苦みが得意ではない方は、茶葉の量を少なくして浸出時間を短くし、薄めに作るのがおすすめです。
山年園が販売する日本山人参茶(日向当帰茶・ヒュウガトウキ茶)
山年園でもオリジナルの日本山人参茶を販売中。宮崎県の豊かな土壌で丁寧に育てられた日本山人参を100%使用したお茶です。「神の草」として大切にされてきた日本山人参のお茶を、ぜひお試しください。
【国産 無農薬】日本山人参茶(リーフ)
商品名 | 日本山人参茶 |
商品区分 | 食品・飲料 |
内容量 | 70g |
原材料名 | ヒュウガトウキ(宮崎県産) |
保存方法 | 高温・多湿・直射日光を避け常温で保存 |
使用上の注意 | 開封後はチャックを閉じて保存して下さい。 |
販売事業者名 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |
店長の一言 | 老舗のお茶屋がこだわり抜いた日本山人参茶を是非ご賞味ください(^-^)/ |
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