秋といえば、さつまいもや栗、さんまなどおいしい食べ物がたくさんある季節。
なかでも食欲の秋を彩る食材が「松茸(まつたけ)」です。
「香り松茸、味しめじ」という有名な言葉にもあるように、松茸はきのこのなかでも格別な香りをもっています。
その松茸をお茶にして飲めることを知っていますか?今回は珍しい松茸茶をご紹介します。
松茸茶とは?
松茸茶とは、松茸を粉末状にしたお茶です。
松茸は、ポルチーニとトリュフと並んで「世界三大きのこ」と呼ばれています。
日本では高級食材として扱われ、旬の秋になると店頭で見かけるようになります。
そもそも、松茸はなぜ高級なのでしょうか?その理由は栽培方法にあります。
松茸は、アカマツの根に寄生する菌根菌(きんこんきん)です。そのため、アカマツが生えていない場所に松茸は存在しません。
さらに、地表に出てカサが開ききってしまうと風味が落ちるため、少しだけ頭を出したところを収穫しなければなりません。
このようなことから、松茸は人工栽培が難しいと言われています。また、収穫量もその年によって大きく変わるため、必然的に値段が高くなるのです。
松茸茶に含まれる成分
松茸茶には、どのような成分が含まれているのでしょうか?
まず特筆すべき成分は「マツタケオール」です。
松茸の大きな特徴である香りを構成する香気成分にもっとも多く含まれるのが、このマツタケオールです。
さらに松茸には「桂皮酸(けいひさん)メチル」という有機化合物も含まれており、マツタケオールと一緒に混ざることで松茸特有の香りが生まれます。
ちなみにマツタケオールは、松茸以外のきのこ類にも多く含まれていますが、桂皮酸メチルはきのこ類では松茸にしか発見されていません。
松茸茶の副作用について
松茸茶を飲んで重篤な副作用に見舞われたという症例は報告されていません。
松茸茶にはカフェインも含まれていないため、夜寝る前にもお飲みいただけます。
小さなお子様から年配の方、妊婦の方まで安心して楽しめるお茶です。
松茸茶ってどのような味?
香りが命ともいえる松茸ですが、そのお茶はどのような味がするのでしょうか。
実際に松茸茶を飲んだ方の意見の一部を、Twitterから抜粋してご紹介します。
飛騨牛握り寿司とまつたけちゃさの試飲。
お肉じゅーすぃー…♡
松茸茶めっちゃ透明だけどお出汁の味して( ゚д゚)ンマッ! pic.twitter.com/CJ0ZA1J4fq— 白兎(紐ぱん)紫苑🛡色厳選プレイ中 (@hakuto410) November 2, 2016
飛騨高山のお土産屋さんで購入した松茸茶が薫りも良く程良い味で美味しくって!
— 朋琉💕🐈 (@nemutomoru_a) January 9, 2019
マツタケ茶のんだけどお吸い物感
— あんとら (@anthraKMB) February 9, 2020
松茸茶?
いただきました!🥰
すごく香りが良くて癒されました🎊#松茸 #美味しい #松茸茶 pic.twitter.com/TGOXtmnDz9— @osae (@osae_up) November 19, 2020
やはり香りの良さと、和風だしのような旨味のある味わいが人気のようです。
松茸茶の飲み方・作り方
粉末状の松茸茶は、簡単に作ることができます。
スプーン1杯分(約2g)の粉末を湯呑みに入れて、お湯を注いで混ぜるだけ。
松茸の香りをより強く感じたい方は、お湯を少なめにして濃く淹れるのがおすすめです。
松茸茶の使い方・アレンジ法
松茸茶をそのまま飲むのはもちろん、さまざまな料理の隠し味としても使えます。
幅広く使えて楽しめる松茸茶のアレンジ方法をいくつかご紹介します。
お吸い物
お湯(600ml)を張った鍋に、小さじ1杯半くらいの松茸茶の粉末を入れます。
小さく切った豆腐やかまぼこ、お麩やネギなどの具材も一緒に入れてしばらく茹でて、しょうゆと酒で味付けするだけ。
かぐわしい松茸の香りが、他のお料理も引き立てます。
茶碗蒸し
100ccの水に松茸茶の粉末を1.5gほど溶かします。
容器にササミや海老、かまぼこや椎茸など、好きな具材を入れてから、溶き卵を1個分、茶こしでこしながら入れます。その卵液を茶碗蒸しの容器に注ぎます。
あとは水を張った鍋を沸騰させ、その熱湯の中に容器ごと入れます。
最初は強火で1、2分、そのあと弱火で15~20分ほど火をかければ完成です。
松茸ごはん
お米2合に、2合分の水と松茸茶の粉末を小さじ4杯ほど入れます。
エリンギや細切りにしたにんじんなどお好きな具も入れて、しょうゆを小さじ1杯ほど入れたらあとは炊くだけ。
これだけで食欲の秋に食べたい、おいしい松茸ごはんのできあがりです。
炊きあがったら、少し炊飯器内で蒸らしてから食べるとよりおいしくなりますよ。
ほかにも、隠し味として湯豆腐やすき焼き、温かいうどんのだし汁に使うのもおすすめ。
ぜひいろいろな松茸茶の活用方法を試してみてください。
山年園が提供する松茸茶について
松茸茶は、松茸の香りを手軽に味わえるお茶です。
松茸を食べる機会はそう多くはありません。ぜひ松茸茶で秋の味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか。
弊社でもオリジナルの松茸茶を扱っております。
嗅ぐだけで食欲がわく松茸の香りは、お茶として飲むだけではなくさまざまなお料理の隠し味にも。
お客さんに出してもきっと喜ばれる、かぐわしい松茸茶をぜひお試しください。
商品名 | 松茸茶 |
商品区分 | 食品 |
内容量 | 80g |
原材料名 | 食塩、デキストリン、椎茸エキス、松茸/調味料(アミノ酸等)、香料、(一部に松茸を含む) |
保存方法 | 高温・多湿・直射日光を避けて下さい。 |
製造者 | 株式会社マン・ネン 〒501-0417 岐阜県本巣市屋井133番地 |
販売事業者名 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |
店長の一言 | お湯を注ぐと本物のフリーズドライされた松茸が浮き、風情を感じさせてくれます。是非、優雅な味わいをご賞味下さい。(^-^)/ |
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