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抹茶の特徴や歴史について|産地によって味は違うの?

お茶の雑学

今では”Matcha”として世界中で親しまれている抹茶。

人気カフェチェーンでも定番メニューとして取り入れられており、幅広い世代から愛されています。

しかし、抹茶の歴史や産地などについては意外と知らないという人も多いのではないでしょうか。

今回は知っておくと、もっと抹茶を楽しめる抹茶の産地や品種、歴史などについて詳しくご紹介します。

抹茶とは?

抹茶とは、公益社団法人日本茶業中央会によれば「碾茶(てんちゃ)を茶臼等で微粉末状に製造したもの」と定義されています。

碾茶(てんちゃ)とは、強い日差しが当たらないようによしずを用いて育てたお茶のことです。

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抹茶は、古くは茶の湯として多くの武士や貴族など上流階級に親しまれ、近年は飲料、お菓子の素材として用いられています。

抹茶の歴史

抹茶の歴史は古く、805年に中国唐に渡った弘法大師空海がチャノキの種を持ち帰って、比叡山の麓に植えた事がはじまりと伝えられています。

当時はごく一部の僧侶や貴族の間で、薬用や儀式などに使われていました。

当時はお茶の葉を蒸して丸めたものを粉末にしてお湯に溶かして飲んでいたようです。

しかし、遣唐使の廃止と共に次第に廃れていきました。

その後、栄西が中国の宋から禅とともに茶種を持ち帰り、再びお茶を広めました。栄西はお茶そのものに加え抹茶の製茶法や茶の点て方も伝えました。

加えて日本で初めてお茶の専門書である「喫茶養生記」を綴っています。

栄西はこの「喫茶養生記」で健康のためには苦みが必要とし、苦みを茶で取り入れることの必要性を解き、茶は養生のための仙薬、長生きのための妙薬であるとしています。

粉末茶と粉茶との違い

一般的に言われる粉茶には「抹茶」「粉茶」「粉末茶」の3つがあるのをご存知でしょうか?

「粉茶」とは煎茶の製造過程で落ちたお茶のことです。

一般的な煎茶の葉と比べ細かい形状なので、メッシュ網が急須本体に取り付けられている深蒸し急須やお茶パックなどを使って淹れます。

一方、「粉末茶」とはお茶の葉を粉末状に加工したものを指します。

お湯や水に溶かし飲むお茶として作られているため、茶殻が出ることはありません。

「粉茶」も見た目は粉ですが、水に溶けることはなく茶殻が出るのが大きな違いです。

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抹茶の品種について

抹茶の原料である碾茶(てんちゃ)や茶樹にはさまざまな品種があります。それぞれの特徴を活かして抹茶として用いられる以外にも、スイーツの原料にも使用されています。

さみどり

京都で手摘み碾茶(てんちゃ)として最も多く栽培されている品種です。

淡緑で光沢に富んだみずみずしい葉が特徴。また色沢に冴えがあり、香味にも優れています。

やぶきた

品質が高い上に収量も多く寒さにも強いのが特徴です。また根付きやすい優秀な品種のため、日本で最も栽培されています。

ごこう

京都を代表する品種です。「ごこう」とは仏様の「後光」が由来で、その名前のとおり豊かな旨味の強さが特徴です。

うじひかり

京都を代表する品種のひとつです。しっとりとした繊細な香り、やや小さく繊細な形状が特徴です。

おくみどり

濃い緑色をしており、爽やかですっきりとした香味を持ちます。スイーツの加工用としても多く用いられています。

抹茶の産地

抹茶と言えば、やはり「京都」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

京都の中でも宇治市はダントツの生産量を誇っています。しかし京都以外にも抹茶の生産地として有名な地域があります。

抹茶の栽培に適した条件としては年間の平均気温が12.5~13.0℃以上(長時間-15℃以下にならないこと)で、年間降水量は1500mm程度(生育期の4~10月に1000mm以上)、表土が深く水はけの良いpH4.5~5.0以下の酸性土壌とされています。

以上の条件に加え、昼と夜の気温差のはっきりしている条件で栽培されるとお茶は旨味や香気に優れ、品質が良くなるといわれています。

これらの条件を満たした地域が”茶どころ”と呼ばれる茶の名産地となっています。

宇治(京都)

宇治で抹茶の生産が盛んになったのは鎌倉時代とされています。

茶道が盛んになり、貴族を中心に闘茶が流行しました。宇治の地質や地形などの自然条件が栽培に適していたことから、宇治で碾茶の栽培が広まりました。

現在では「京都宇治」と言えば美味しいお茶をイメージするほど一般的にも知られるような名産地になっています。

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西尾(愛知)

温暖な気候と矢作川がもたらす豊かな土壌と川霧によって日本有数の抹茶の里として知られています。

現在では日本の抹茶の2割を生産しており、全国で初めて「西尾の抹茶」として抹茶の地域ブランドを登録したことでも有名です。

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朝比奈(静岡)

日本一の茶どころとして有名な静岡県。

煎茶、玉露など様々なお茶が生産されています。抹茶の生産が始まったのは京都と同じ頃の鎌倉時代と言われています。静岡県岡部町の朝比奈では抹茶の生産が盛んで、その品質の良さから大変人気があります。

まとめ

少し前の格式の高いイメージから一転、空前の抹茶ブームとも言われているほど人気の抹茶。

丁寧に育てられた茶葉は様々な工程を経て私たちに届けられています。

ビタミンCやカテキンも豊富な抹茶は、美容や健康のためにも積極的に飲みたいものですね。様々な産地や品種の抹茶を飲み比べて、あなただけのお気に入りを探してみてはいかがでしょう。

ちなみに当社でも、抹茶の販売を行っています。

本記事で紹介した朝比奈や宇治の抹茶も取り揃えています。お買い求めの方は下記よりどうぞ。

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【高級宇治抹茶】抹茶 粉末 雲竜

商品名抹茶 雲竜
商品区分食品・飲料
内容量【1缶あたりの内容量】
40g
原材料名緑茶(抹茶)
原産地日本産
京都府宇治市
使用方法お茶、ケーキ、お菓子作りなど、様々な用途で扱えます。
少量でも抹茶の風味・香りが強いので、少しづつ使用することをおススメします。
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約8ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言老舗のお茶屋が自信を持ってオススメする最高級な宇治のお抹茶です(^-^)

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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