お茶の活用法日本茶玄米茶雑学

とても簡単、玄米茶の作り方。おすすめの入れ方についても

お茶の活用法

カフェインが控えめで、お子さんもカフェインが苦手な方でも飲みやすいのが玄米茶。

市販で買える玄米茶も美味しいですが、やはり自家製の煎りたての玄米をブレンドした玄米茶は香ばしく格別。

市販の玄米と茶葉があれば、簡単に自宅で手作りの玄米茶を作ることができます。

本日は、玄米茶の作り方に解説いたします。

玄米茶とは?

玄米茶は、昭和の初め頃に、正月の鏡餅の残りを砕き、炒ってお茶に入れたのが始まりとされています。

現在では、番茶と煎り玄米をほぼ同量で混ぜた玄米茶が一般的です。

とはいえ、玄米茶によってはお茶や米の種類、それぞれの配合は様々。

かぶせ茶を使った玄米茶や抹茶入りの玄米茶、もち米玄米を使った玄米茶など、使われる材料によって味わいも異なります。

玄米茶に必ずしも玄米が使われているとは限らない

玄米茶は、必ずしも玄米が使われているとは限りません。

原材料表記に「煎り米」「煎り精米」と書いてある場合は、玄米ではありません。

そもそも、玄米とは精白されていないお米全般を指し、稲の籾(もみ)から籾殻(もみがら)を取り除いただけのお米のことを言います。

わたしたちが食べている白米は、ここから「精米」という工程によって糠(ぬか)を取り除き、真っ白な稲の果実部分のことを指します。

玄米には糠(ぬか)が残っており、白米には残っていません。

つまり、玄米を使った玄米茶か白米を使った玄米茶かによっても、味わいが異なります。

玄米の選び方/緑茶の選び方

玄米茶は玄米やお茶の種類によって味わいが異なります。ここでは、玄米と緑茶でそれぞれ選び方のコツをご紹介します。

お米の種類

玄米茶の玄米には、主に「うるち米」と「もち米」が使われます。

わたしたちが食べる白米は「うるち米」、餅やおこわなどに使うのが「もち米」です。

一般的には、もち米は高級品に、うるち米は一般品に使われます。

うるち米のほうが焙煎の香りが長持ちし、しっかりとした香ばしさが楽しめます。

なかには「餅花(もちはな)」と言い、米がポップコーン状に弾けたものもあります。

お茶の種類

玄米茶に使われるお茶は「番茶」が一般的です。

番茶とは、一番茶、二番茶以降の収穫シーズン時期を外れた番外茶のことで、広義的には普段使いのお茶をまとめて番茶と呼ぶこともあります。

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「阿波晩茶」は徳島県の特産品の一つで、釜茹でしたあと、樽で乳酸発酵させる独自の製法で作られた番茶で、一般的な番茶と区別するために、晩茶という表記になっています。

番茶のほかに、煎茶を使った玄米茶、抹茶粉末を配合した抹茶入りの玄米茶などがあります。

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玄米茶の作り方

必要な材料は、2人分の場合で、玄米5g、お好みの茶葉5g、お湯300mlが目安になります。

まずは、玄米茶に混ぜ込む「煎り玄米」を作ります。

玄米を水で数回洗ったら、ザルに上げてしっかり水気を切りましょう。

油を引いていないフライパンを中火にかけ、洗った玄米を乾煎りします。

しばらく加熱し、パチっと音がしてきたら、玄米が浸かる程度の水を入れます。

水分が完全に飛んだら、さらに10~15分を目安に、お好みの色合いになるまで焙煎。

途中、ヘラで混ぜるかフライパンを揺するかして、均一になるように注意しましょう。

煎りたての玄米はすぐに玄米茶にすることもできますが、このまま食べることも。

薄めに焙煎して、仕上げに醤油を回しかけると、ヘルシーなおやつに早変わりします。

ちなみに、玄米茶の玄米を白米に置き換える場合も、作り方は一緒です。

水出し玄米茶の作り方

玄米茶は、水出しでもとても美味しくいただけます。

専用のティーバッグを買うのが手っ取り早いですが、手作りもできます。

用意するものは、ポットとティーバッグ、茶葉、煎り玄米です。

水1リットルに対して10~15gの茶葉、同量の煎り玄米をティーバッグに入れ、冷蔵庫で3~8時間ほど寝かせれば出来上がり。

材料をボトルに入れたら、抽出しやすくなるよう、ボトルを振ります。

水出しの玄米茶は、お湯で入れたものよりもテアニンが豊富で、苦味や渋味が抑えられたまろやかな味わいを楽しめます。

おすすめの玄米茶の美味しい入れ方

玄米茶の入れ方は、短時間でサッと入れるのがコツです。

2人分で作る場合は、玄米茶4g、お湯200mlを用意しましょう。

急須に玄米茶の葉を入れ、やかんやポットから直接お湯を入れます。

玄米茶は茶葉の量が少ないので、高温で入れても苦味や渋味が抑えられます。

抽出時間は30秒。最後の一滴まで注ぎきったら、美味しい玄米茶の出来上がりです。

まとめ

今回は玄米茶の作り方について詳しく紹介しました。

余った賞味期限が切れた茶葉や、古くなった玄米を再活用して作れるので、とてもエコで美味しいお茶です。

ちなみに、当店でも玄米茶を数多く揃えています。

「十勝の黒豆入り 抹茶玄米茶」、「焙煎玄米茶 風雅(ティーパックタイプ)」「宇治抹茶入 とげ抜き玄米茶(ティーパックタイプ)」など、さまざまなバリュエーションをご用意しています。

ご購入希望の方は、下記よりどうぞ。

十勝の黒豆入り 抹茶玄米茶

焙煎玄米茶 風雅(ティーパックタイプ)

焙煎玄米茶 風雅(ティーパックタイプ)はこちら

宇治抹茶入 とげ抜き玄米茶(ティーパックタイプ)

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
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塩原大輝(しおばらたいき)

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